お産スケジュール

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よく妊娠○ヶ月といいますが、妊娠月数や週数は通常の計算と少し違いますので、まずはこれをお知り下さい。

最終月経の初日を0週0日とし、0日から6日までの7日間を妊娠0週と、満で数えます。
7日目～13日間を満1週　14日目～20日間を満2週とします。

最終月経の初日の0週0日～3週6日までの28日間で1ヶ月と、28日周期で数えます。

妊娠されたら各時期ごとに、赤ちゃんの状態やお母さんの状態を確認していきます。

妊娠12週まで…超音波、超音波像のDVD録画
妊娠12週以降…体重・血圧測定、尿蛋白・尿糖検査、子宮底・腹囲測定、超音波・超音波像のDVD録画

※2GBS: B群溶血連鎖球菌のことで、出産時子宮内感染あるいは産道感染により新生児B群溶連菌感染症（敗血症、肺炎、髄膜炎など）の原因になることが知られています。
※3クラミジア: 性感染症の１つで、流早産の原因や分娩時の産道感染により結膜炎、肺炎の原因になることが知られています。
※3NST: Non-Stress-Test 赤ちゃんの状態、子宮収縮を評価する検査で、非侵襲的で簡便なため、外来で行われます。
※4沐浴: ママやパパと一緒に湯船に入る入浴と区別し、ベビーバス（沐浴槽）の中で赤ちゃんの体を洗うことをいいます。

ご出産後～ご退院までのスケジュールです。

分娩後6時間: お部屋へご案内致します。
ご希望の方はシャワーをお使い下さい。シャワーの前には、血圧・脈拍を測定します。シャワーをされると、精神的に落ち着かれ、筋肉疲労がとれます。
分娩後12時間 初回授乳: 授乳室で飲ませていただきます。抱き方・排気の出し方などご説明致します。
授乳間隔は赤ちゃんが泣いたら授乳していただきますが、大体2～3時間毎です。
産褥体操※2: 産褥1日目はベッド上で行ってください。
内診、 一般状態の観察: 毎日午前10時、午後2時、午後7時に体温・脈拍を測定し、排尿・排便回数などをチェックします。
子宮収縮、悪露※2の性状・量を観察し、傷部を消毒します。
足浴: 血行・リンパの流れを良くし、足のむくみ・足腰の疲れをとり、
心身をリフレッシュするため、産褥3日目～5日目の方に行います。
外来計測: ご退院前日、午後3時頃外来で
尿検査・血圧・体重・腹囲・骨密度を測定します。
退院時の診察: ご退院当日に医師の診察、説明があります。
記念撮影: ご退院おめでとうございます。
赤ちゃんと皆様の記念にDVD撮影いたします。

ご出産に向けて入院していただく時期についてのご説明です。

陣痛が開始したら: 初妊婦さんの場合、5〜10分以内の周期で陣痛が始まったら入院してお産に備えます。経産婦さんの場合、陣痛周期の目安は「10分以内」ですがあくまで目安ですので来院に要する時間、前回のお産の経過、天候などもありますので、ご相談下さい。
破水: 破水されれば、入院の適応です。破水されたか分からない場合はご連絡下さい。
異常性器出血: 鮮血・流血など血性分泌と異なる出血は、常位胎盤早期剥離・胎盤位置異常の可能性があり入院管理が必要となります。
激しい下腹部痛: 下腹部に差し込むような激しい痛み、子宮全体がずっと張っていて硬い、一部が痛い場合は急いでご連絡下さい。
胎動を感じない時: 胎動を感じない場合も、入院が必要になります。